低血糖に注意しましょう

日常生活のインスリン療法では、低血糖に注意しましょう

インスリン療法中は、低血糖に注意する必要があります。
低血糖とは血糖値が正常範囲以下にまで下がった状態のことをいい、冷や汗、動悸、意識障害、けいれん、手足の震えなどの症状があらわれます。

低血糖は初期症状が起きた時にきちんと対処すれば、回復します。
したがって、低血糖を恐れるあまり自己判断でインスリン注射薬の量を調整したり、中止したりしないようにしましょう。
また、低血糖が起こったら、必ず主治医に報告するようにしましょう。

低血糖を起こしやすい時とは?

  • ポイント1

    食事の量が少ない、
    食事の時間が遅れた。

  • ポイント2

    運動量が多すぎる、
    空腹時に 激しい運動を
    行った。

  • ポイント3

    インスリン注射量が不適切。

低血糖が起きた時の対処法

症状を感じたら、すぐにブドウ糖(5~10g)、ブドウ糖を含む清涼飲料水(150~200mL)、砂糖(10~20g)などのいずれかをとり、安静にしましょう。

車を運転している場合は、すぐ車を止めて対処しましょう。

普通15~20分で症状が治まります。症状が治まったら、すぐに食事をするか、糖分の多い食品をとりましょう。

低血糖症状があらわれた時には、いつあらわれたかを覚えておき、主治医に相談しましょう。

低血糖の備え

ブドウ糖や砂糖、ブドウ糖を含む清涼飲料水の必要摂取量を主治医に確認し、携帯するか手の届くところに置いておきましょう。

α-グルコシダーゼ阻害薬を服用している場合は、ブドウ糖が必要です。
(α-グルコシダーゼ阻害薬には砂糖の吸収を遅らせる作用があるため)

低血糖の症状や対処法について、家族や周囲の人にも知ってもらっておきましょう。

無自覚性低血糖と自動車運転免許

低血糖を繰り返すと、軽い低血糖では自覚症状を感じにくくなることがあります。(無自覚性低血糖)
2014年6月から改正道路交通法が施行されております。
自動車免許を取得または更新する際には、この無自覚性低血糖の有無が問題となり、自動車の運転時間帯の血糖コントロールがきちんと行われているかが重要になります。
自己測定を行い、血糖値が低い場合に糖分の多い食品をとるようにして、きちんと血糖の自己管理ができるなら、免許の取得や更新は可能です。
糖尿病治療では高血糖だけでなく、低血糖を起こさないように、きちんと血糖コントロールすることが大切です。
無自覚性低血糖を経験しているのであれば、自動車の運転について主治医に相談をしてみましょう。