効果的な運動療法のコツ

効果的な運動療法のコツ

食事療法と同様、運動療法も継続してこそ効果が上がります。

運動中は苦痛がなく、おしゃべりができ、少し汗が出る程度の運動量が理想です。

体調が悪いと感じたり、天候がよくない時などは、無理をせずに運動を中止、延期しましょう。

運動する時はこのようなことに注意しましょう。

気温や天候など、環境に合わせた運動に適した衣類・ウォーキングシューズを選ぶ。

運動の前にウォーミングアップ(ストレッチなど)を行う。

こまめに水分補給をする。

インスリンや飲み薬で治療中の方は、低血糖対策として砂糖やブドウ糖を常に携帯する。

※α-グルコシダーゼ阻害薬を服用している場合は、砂糖ではなくブドウ糖をとるようにしましょう。

こんな日は運動を休みましょう。

血糖値が高く、尿にケトン体が出ている時。

血圧がいつもより高く、自覚症状のある時。

脈が途切れたり、不規則になっている時。

体調の悪い時、かぜなどの病気を患っている時。

極端に暑い日や寒い日。

こんな場合はすぐ運動を中止しましょう。

低血糖症状があらわれた時。
 動悸・脱力感・頭痛・吐き気・めまい
 空腹感・冷や汗・しびれ

足首、ひざなどの関節に異常を感じた時。

自分に合った運動をする

糖尿病の運動療法としてのおすすめは、ウォーキング、ジョギング、水泳などの運動です。「いつでも」、「どこでも」、「無理なく続けられる」運動を選びましょう。運動療法は、食後に行うと血糖値の上昇が抑えられ、より効果的です。

100キロカロリー消費する運動と時間(体重60kgの場合)

日常生活の中の運動療法

忙しくて運動する暇がない人でも、ちょっとした工夫で日常生活内に運動をとり入れることができます。
日々の生活において、体を動かすことを心掛けるようにしましょう。

主婦A子さんの場合

洗濯物を干しながら
背中を曲げずにひざを曲げ伸ばししましょう。

掃除をしながら
掃除機の本体を持ちます。
掃除機を持った手のひじを高く上げるよう意識してみましょう。左右交互に行います。

窓ふきをしながら
ひじの曲げ伸ばしを意識して窓をふきます。
曲線を描くのではなく、直線的にふきましょう。

テレビを見ながら
両足を軽く曲げ、床から持ち上げましょう。

会社員Bさんの場合

通勤途中に
ホームでの待ち時間に、ただ電車を待つだけでなく、かかとを上下に上げ下げしてみましょう。
体重は両足のつま先に均等に乗せます。

パソコンを使いながら
軽く背中を丸めて腹筋を使うよう意識します。

帰宅時に
帰りはバスや電車を1つ手前の駅で降りて歩くよう、心掛けましょう。

テレビを見ながら
床に座り、両手を体の後ろでつきます。
ひじを曲げて腕に体重をかけ、体を支えます。