まずは食事療法から

なぜ食事療法が必要なの?

食事療法は、運動療法、薬物療法とともに糖尿病治療の3本柱の1つです。
なかでも食事療法は糖尿病治療の土台であり、インスリン注射をしている人でも飲み薬を服用している人でも、必ず行う必要があります。
というのも、薬の量は食事療法が守られていることを前提に決められています。
そのため、食事療法がおろそかになると、薬の効き目が強く出たり弱かったりと、糖の血中濃度(血糖値)が安定しなくなります。

薬の効果を維持するためにも、きちんと食事療法を続けましょう。

糖尿病食は健康長寿食

糖尿病の食事療法では食べてはいけない食品はありません。
糖尿病食は、いわば健康長寿食です。
1日に必要なエネルギー量を理解し、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルを過不足なくとることが大切です。そのためには、積極的に食品交換表を利用して栄養バランスのとれた献立にしましょう。
そして、バランスのよい栄養摂取を心掛け、バラエティーに富んだ食生活をしていきましょう。

なお、1日に必要なエネルギー量は患者さんによって異なりますので、主治医と相談して決めましょう。

食品の分類の仕方

日本糖尿病学会発行の「糖尿病食事療法のための食品交換表」では、日常的に食べている食品を 栄養素の種類から6つの食品グループ(6つの表)に分けています。
ぜひ食品の分け方を覚えましょう。

糖尿病食を作る時のコツ

食物繊維をたくさんとる。

食物繊維が多く含まれる根菜類などは、低カロリーで、しかも空腹感を満たしてくれます。
また、腸からの炭水化物の吸収を遅らせたりすることから、血糖値の急上昇も抑えます。
1日に20~25gの食物繊維をとることが望ましいとされています

※日本糖尿病学会発行「糖尿病食事療法のための食品交換表」

肉類の脂肪をとり除く。

肉類は煮る、蒸す、網で焼くことで余分な脂肪をとり除くことができます。

料理に用いる油には植物油を。

動脈硬化予防のため、不飽和脂肪酸を多く含む植物油(サラダ油、オリーブ油など)を使用しましょう。

食塩の量を減らす。

減塩醤油や減塩みそを積極的に利用したり、醤油や食塩の代わりとして味付けにレモンやゆずを利用しましょう。