血糖値を下げるホルモン 「GLP-1」

GLP-1(ジーエルピーワン)は、血糖値と深い関わりがあるホルモンです。
食事をすると、消化管の中に食べ物が入ってきます。すると、小腸のある種の細胞が反応してGLP-1を分泌します。
分泌されたGLP-1は、血液の中を流れてすい臓に運ばれます。
すい臓は血糖値を下げる働きをもつインスリンをつくっている臓器ですが、すい臓にたどりついたGLP-1はここで、「インスリンを出して!」と呼びかけます。すい臓はこの呼びかけに応じてインスリンを分泌し、その結果、血糖値が下がります。
この仕組みは上手くできていて、食事をしていないとき、つまり血糖値が高くないときにはGLP-1は分泌されず、インスリンも出てきません。
また、GLP-1には、血糖値を上げる働きをもつグルカゴンというホルモンの分泌をおさえたり、食欲をおさえるといったなどの作用もあり、これらも血糖低下につながっています。

【参考資料】
1)弘世貴久(編). もう手放せない GLP-1受容体作動薬,フジメディカル出版,2013
2)鈴木吉彦. よくわかる最新医学 糖尿病 最新治療・最新薬,主婦の友社,2014